(本格的に、覚悟が必要か。) 2025年6月25日、FC東京にホームで大敗を喫した帰り道。日産スタジアムで吸い込んだ、黒ずんだ空気を振り払うかのごとく、僕はペダルを漕いでいた。 「・・・」 並走する妻は、どこか俯きがちに押し黙っている。元々体調がすぐ…
STEP ON PARTYとは? おはようございます! 7/19(土)に、STEP ON PARTYというイベントが開催(今回で4回目)され、私ロッド、初めてDJとして皿を回してきたよというのが本稿の趣旨。 端的にイベントの概要を説明すると、STEP ON PARTYとは、マリノスのサポー…
「アルナスルは強いよ。だってクリスティアーノ・ロナウドがいて、サディオ・マネがいて、エメリック・ラポルトがいて。監督はあのステファノ・ピオリで~」 これで納得できる人がいようか。 マリノスの勝利を、悲願のアジア制覇を願う我々が、対戦相手に畏…
可能な限り小難しい戦術用語は使わずに、かつ簡潔にまとめて書いてみます。さくっと行きたいので、最初に結論を言っちゃいまーす!笑 スティーブが志すのは、「万能なフットボール」です。 へ?どゆこと?まずは身近なところで、じゃんけんに例えてみましょ…
西野努氏がスポーティングダイレクター(以下、SD)に就任し、あれよあれよという間に2025シーズンからマリノスの指揮を執るスティーブ・ホランド氏の監督就任が発表された。 2024シーズンは惨憺たる結果に終わった中で、マリノスが次なる航海へ打って出る時…
うなさん、記事がとても面白かったので、便乗させてもらいます。笑 note.com 最近は自分の結婚式準備に追われる毎日ですが、息抜きがてら自分語りがしたくなったので筆を執ることにしました。雑文ですが、お付き合いください。日韓ワールドカップの熱狂、日…
プロローグ 「メンバーが大きく変わったわけではない。それなのにどうして・・・?」 素直にこう疑問を抱くサポーターも少なくないだろう。今のマリノスは、2022シーズンの優勝メンバーを主軸に構成されている。続く2023シーズンも2位でフィニッシュし、そこ…
まえがき 昨今の私はとあるテーマを持っている。❶未完成で、❷リーグ内トップレベルの選手のクオリティがないために、求められる練度に対しての不足を強引に解決できないチーム、彼らの定点観測を行うことだ。サッカーの世界では、もしもチームの練度が相当に…
マリノス、Jリーグ、サッカー、サポーター
マリノスが苦しんでいる。 首位と17pts差、降格圏と8pts差の12位。目下3連敗中で、G大阪(3位)→鹿島(2位)→町田(1位)と、上位陣との3連戦を明日に控える絶望的な状況。現在のチーム状態がそのまま結果に反映されるなら、リーグ6連敗は必至。 思えば昨年…
LineUp Starting LineUp Story of the Game ①強者・ポルトガル、チェコを走らす 立ち上がりからボールを握って攻勢に出たのはポルトガル。 右サイドでベルナルド・シウバがボールを持てば、チーム全体がポジションを取る時間ができ、左サイドのジョアン・カ…
Prologue 敵わない、叶わない。 もう勝敗が決しているのは誰の目にも明らか。しかし、"白き壁"は怒涛のように攻め込んでくる。致死量を超えるカウンターの嵐。気づけば、自分は席に腰を下ろし、頭を抱えている。いつ座り込んだかも覚えていない。次の瞬間、…
Prologue クラブ史上初のアジア制覇まであとひとつ。しかし、マリノスの今後10年の命運を握るビッグゲームにも関わらず、どこか熱気が感じられない。チケットの売れ行きは好調のようだが、おそらくこのままでは人がたくさんいるだけの横浜国際総合競技場にな…
横浜F・マリノスの2023年の戦術を分析した記事です
しばらくプレビューをお休みすることを決断した。 マリノスの試合をテーマに、定期的なアウトプットを始めたのが2019年。そこから4年ちょい、少しずつ形や視点を変えながら基本的には毎試合欠かさず記事を書いてきた。その甲斐もあってサッカーの試合を見る…
About Them 位置づけ・目標 J1復帰1年目の昨季は残留争いに巻き込まれ、熊本との昇降格プレーオフを制し辛くも残留を勝ち取った。今季は、川﨑・若原・福岡らチームの中軸を担う育成組織出身の生え抜きに加え、昨季J2水戸で2桁得点を挙げた木下、ガンバから…
About Them 位置づけ・目標 毎年起こる主力の流出に耐えながらJ1で根強く戦っている鳥栖だが、今オフに宮代と垣田という2人のストライカーを引き抜かれたのはさすがに痛かったようだ。代わりに獲得した富樫も開幕後早々に負傷し、昨季のような序盤の勢いは見…
About Them 位置づけ・目標 現在2位と開幕から好調を維持している名古屋。当面の目標はACL圏内になるだろう。 今季を迎えるにあたって、広島からDF野上、鹿島からMF和泉、浦和からユンカーなどセンターラインを支える実力者を補強して今季に挑んでいる。長谷…
About Them 位置づけ・目標 昨季はまさかの残留争いに巻き込まれたタレント軍団。しかし、後半戦のみの成績でいえば優勝を狙えるほどだっただけに、その延長線上にある今季ここまで首位を快走しているのは、実は驚くことではないのかもしれない。 例年に比べ…
About Them 位置づけ・目標 山口監督3年目を迎える今シーズン。湘南は、開幕から鳥栖相手に5得点を奪い大勝するという衝撃のスタートを切った。今季の目標は、上位に食い込むことであるが、それと同じくらい、自分たちのサッカーの体現、いわゆる"湘南スタイ…
About Them 位置づけ・目標 2年ぶりに帰ってきたJ1の舞台。横浜FCは、再びその荒波に揉まれている。GMには元マリノスの昼田氏、さらにヘッドコーチにジョン・ハッチンソンを据えたチームは、攻守の切り替えを重視した攻撃性を前面に押し出したフットボールに…
セレッソ大阪について 位置づけ・目標 リーグ戦は5位でフィニッシュし、ルヴァンカップは準優勝の好成績。セレッソ大阪にとっての2022シーズンは充実していた。持ち前の中央3レーンを徹底的に封鎖する守備を軸に、特に横浜・川崎の2強から勝ち点を奪った数少…
2023シーズンが開幕して1か月以上が経った。リーグ戦で言うと、3勝1分け1敗の勝ち点10で3位。結果だけ見れば、好発進といえる。その一方で、どうも漠然としたモヤモヤというか煮え切らなさを皆さんは感じているのではないだろうか?試合を見ていると、明らか…
鹿島アントラーズについて 位置づけ・目標 鹿島にとってこの3年間は、トレンドとの闘争だった。昨今世界のサッカーシーンを席巻する、相手の中間ポジションを取り続けるポゼッション、攻守切り替え・トランジション局面を肥大化するスタイルなど、攻撃面で主…
北海道コンサドーレ札幌について 位置づけ・目標 ミハイロ・ペトロヴィッチ6年目のシーズンである。紛れもなく長期政権であり、攻撃的サッカーを標榜しつつ毎年試行錯誤を繰り返しながら今に至る。 上位下位関係なく自分たちのスタイルを前面に押し出して戦…
サンフレッチェ広島について 今季の目標・位置づけ サンフレッチェ広島にとっての2022年は、飛躍のシーズンとなった。指揮官1年目でありながらリーグでは3位、天皇杯は準優勝、ルヴァンカップは優勝。これ以上ないと言っても過言ではない。 そもそも現在の広…
浦和レッズについて 今季の目標・位置づけ ど派手にぶち上げた3か年計画はリーグタイトルからかけ離れたところで終焉。当然クラブ内外からは懐疑的な声もあがる。それでも各ステークホルダー、特にサポーターの理解を得ながら着実に歩を進めようとしているの…
最近の川崎フロンターレ 昨季、最後の最後までマリノスと優勝を争った川崎。今シーズンを迎えるにあたっての結果目標は、当然王座奪還というところになるだろう。 鬼木監督も就任7年目となり、れっきとした長期政権といえる。今シーズンもスタイルは大きく変…
ロッドです。 皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。 さて、私からひとつご報告がございます。 このたび、ロッド個人のブログを開設しました。 これまでnoteというサービスで主にマリノスの試合を中心に、レビュ…
横浜にシャーレが還ってきた。 2022トリコロールの航海。その終着港に待っていたのは、最高のご褒美だ。 この戴冠の意味は、クラブにとって30年目のシーズンというだけでは収まらない。2019年ですでに完成されたかに見えたマリノスのサッカーは、その後も成…